理事長挨拶

千葉看護学会は、1994年に設立され、「実践と研究の往還」を理念とし、看護学の基盤をより豊かに、かつ強固にする学術団体として発展してきました。そして、創設30年の節目を迎える2024年4月1日に一般社団法人となり、新たなスタートをきりました。
千葉看護学会がこれまで充実した事業を継続できたのは、会員お一人おひとりの学会活動への御理解と御尽力の賜物と深く感謝しております。学術および社会への貢献において、法人団体として本学会がより一層の役割を発揮できるように、会員の皆様と未来志向で意見交換をしながら、事業を進めてまいります。

本学会は、変容する社会要請に即した健康の諸問題を解決するために、会員相互の学術的研鑽を図り、看護学の発展に資する学術活動を行ってきました。昨今は、感染症の世界的流行や自然災害等、健やかな日常生活が脅かされる状況が現在進行形で生じています。
千葉看護学会は、多様な専門領域から成る看護学に加え、学際領域の教育・研究者、実践者が集う場であることから、本学会ならではの独自性を生かし、看護学のあらゆる対象の最善に向けて、看護学の新たな可能性を追究する学術団体として活動を模索し、継続してまいります。
本学会の事業においては、実践に根差した研究と研究成果を生かす実践の往還を具現化する相互交流の場として、学術集会や教育・研究セミナーの開催、学術誌の発刊、優れた論文の表彰事業、研究活動支援事業を主軸に、学術活動を展開します。

引き続き、会員の皆様、そして看護学、そして学際領域の皆様とともに活動を推進したく、学会活動への積極的な参画、ご協力を心からお願い申し上げます。

2024年4月
一般社団法人 千葉看護学会理事長 増島 麻里子